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コラム

歯周病の検査は何をするの?検査の種類や内容を解説~治療やメンテナンスのモチベーションを高めたい方へ~

こんにちは。
岡山市北区の歯医者【プリード歯科】です。
 
歯周病の初期段階では、歯磨きのときに、歯ぐきから血が出るなどの症状が出ます。
歯ぐきから出血のある人の割合は、10歳以上で44.9%で、年齢によって割合が上がったり下がったりはみられません。
どの年代の方も、半数くらいは歯周病の可能性があるということがわかります。
 


(参照:厚生労働省 令和4年歯科疾患実態調査結果の概要 P21より) >

 
歯周病は検査を受けて的確な診断を行うことで、適切な治療を受けることが可能です。
歯ぐきからの出血が気になった段階で、適切な治療を受けることで、歯周病が悪化せず、お口の健康を守れる可能性が高まるでしょう。
 
今回は、歯周病の検査ではどのようなことをするのか、検査内容について、お話しします。
 
 

歯周病の検査はどんなことをするの?検査の種類と内容を解説

 
歯周病の検査には、複数の種類があります。
4つの代表的な検査について、どのような検査をするのか解説します。
 
 

1.歯周ポケットの深さを測る「プローピング検査」

歯周病の症状の一つに、歯周ポケットという歯と歯ぐきの間にある隙間が、歯ぐきが腫れることによって深くなることがあります。
歯周ポケットは、深くなるほど歯周病が進んでいると考えられるため、深さを測ることで歯周病の程度を知ることができるのです。
 
健康な歯ぐきなら、歯周ポケットは1〜2㎜程度、歯周病に罹った歯ぐきは3〜4㎜を超える深さになります。
歯周ポケットが4㎜以上を有する者の割合は、15~24歳で17.8%、25~34歳で32.7%、35~44歳で34.7%、45~54歳で43.7%と年齢が上がるごとに増え、45歳を過ぎると半数ほどが歯周病にかかっていることがわかります。


(参照:厚生労働省 令和4年歯科疾患実態調査結果の概要 P23より) >

 
プロープを歯周ポケットに差し込むことで、歯ぐきから出血するか否かもチェックします。
 
 

2.歯を支えている骨を調べる「エックス線検査」

歯周病が進行すると、歯槽(歯がはまり込む顎の骨の穴)を構成している骨である「歯槽骨」が溶けてきます。
歯槽骨の状態は、エックス線検査で調べることが可能です。
エックス線検査では、歯槽骨の溶けた部分はどこなのか、また、どのくらい溶けているかを知ることができます。
 
 

3.歯の汚れについて調べる「プラーク付着率の検査」

歯周病になる原因の一つは、歯に「プラーク(歯垢)」が付着して汚れた状態が続くことです。
プラークがどのくらい付着しているかを知ることで、歯ぐきの炎症がどれくらい改善しやすいか、また、歯周病の再発しやすさについても推測できます。
 
プラーク付着率は、染色液を使ってプラークを染め出し、軽くうがいをした後に肉眼でチェックします。
肉眼でチェックしたあと、プラークが付着した歯の部位と量を確認して記録し、検査終了です。
 
 

4.細菌の種類を調べる「位相差顕微鏡による検査」

成人のお口の中は、清潔にしている場合でも多くの菌がいるといわれています。
お口の中にも善玉菌や悪玉菌、日和見菌が存在していますが、歯磨きが不十分だったり、砂糖を過剰に摂ったりすると歯周病の原因となる悪玉菌の数が増えるでしょう。
 
悪玉菌は歯についている歯垢を採取して位相差顕微鏡にセットすることで、観察することができます。
菌の種類によって、治療へのアプローチ方法が変わるため、歯周病への精密な治療が可能です。
 
 

歯周病の治療は精度の高い検査のできる歯医者で

当院では、位相差顕微鏡を通して、お口の中の菌の種類や量を患者様と一緒に、モニターを通して見ることが可能です。
 
歯周病治療は専門家によるプロケアと、患者様が行うセルフケアの併用大切です。
【プリード歯科】は、土曜も17時半まで診療しています。
 
平日は学校やお仕事でお忙しい方でも、歯周病の検査を行うことが可能です。
ご都合のよい日にご予約ください。
 


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